『マネジメント』という単語を一度は皆さん耳にしたあるのではないでしょうか?
ビジネスにおけるマネジメントは、「経営管理」や「運営管理」のことを指します。
組織の成果を上げるために、ヒト・モノ・カネといった経営資源を効率的に活用し、リスク管理をしながら、組織全体の目標や企業のミッションの達成を目指すことこそ、ビジネスにおけるマネジメント。
一言でいってしまえば、無駄をなくして、企業の利益を上げるということです。
では、介護施設・デイサービスにおける主なマネジメントとは、なんでしょうか?
介護施設・デイサービスのマネジメントは、『スタッフの定着率向上』
表題の通りですが、結論から言って、『スタッフの定着率を向上』こそ、介護施設・デイサービスにおける最大のマネジメントだと筆者は考えています。
『施設の離職率の低下』というふうにも置き換えられるでしょう。
スタッフが離職してしまうと、施設は大きな損失を被ってしまいます。
新たな人員を確保するのには、少なくない費用と時間を用し、新しい人材を採用できたとしても、そのスタッフに業務を教えるのに、またコストがかかります。
施設側にはどうしようもない理由で、スタッフが離職してしまう場合も当然あります。
しかし、それ以外の、施設内の雰囲気が悪い、人手が足りず残業が多いなど、離職に繋がりかねない施設側の要因は、ただちに改善すべきです。
施設側の問題は、スタッフを通じて、利用者やその家族にもよくない印象を与えてしまい、離職率だけでなく、稼働率を下げてしまう要因にもなりかねません。
スタッフが働きやすい環境を作り、それを維持することで、スタッフの定着率を上げるマネジメントを行いましょう。
採用活動に注力し、スタッフの定着率向上を図る
しっかりとした採用活動を行うことで、スタッフの定着率は上がります。
人手が足りないからという理由で、人柄や能力を見ずに採用していませんか?
てきとうに採用した人材は、施設とのミスマッチ等が原因で、すぐに辞めてしまう可能性が高く、さらなる損失を生んでしまいかねません。
施設が本当に求めている人材を雇用して、互いのミスマッチを無くせば、離職率を下げることができます。
そのためには、今、施設にどんな人材を雇用すべきか明確にするべきです。
また、雇用すべき人材を明確にするためには、まず、施設の特長や利用者層を改めて、分析する必要があります。
施設の有り様によって、求める人材も大きく変わってくるためです。
専門的なリハビリサービスを強みとしている施設ならば、関連する実務経験や知見を持っている方を優先的に採用するべきですよね?
※特長と利用者層の分析に関しては、以前アップした『』の記事で詳しく解説しています。ご参照ください。
そして、なにより重要なのは、施設の根幹となる理念やコンセプトに賛同できるかどうかということです。
根本的な考え方が施設と乖離してしまっているスタッフは、長続きしないでしょう。
都合のいいことばかりを伝えて、優秀な人を雇ったところで、すぐに辞めてしまうようでは、意味がありません。
施設の考え方を誇張なく、包み隠さず伝達し、定着率の高いスタッフを雇用しましょう。
まとめ
繰り返しますが、施設の利益を損なう最大の原因であるスタッフの定着率を上昇させることこそ、介護施設・デイサービスにおける最大のマネジメントです。
定着率を上げるためには、離職に繋がる問題が施設にある場合は、それを一早く改善すべきです。
また、新しいスタッフを雇う際には、人手不足だからと言って、いい加減な採用を行わず、施設が本当に求める人材を採用しましょう。
そのためには、施設の理念、特長、求めている人材などの情報を求職者に的確に発信しなければなりません。
弊社では、採用イベントブースを装飾するタペストリー、テーブルクロス、椅子カバーの他、チラシ、パンフレット、PR動画など、介護施設・デイサービスに特化した販促物の制作を承っております。
採用活動の際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。