施設を利用者やケアマネジャーに知ってもらうために活用するのが、販促ツールです。
WEBページ、パンフレット、チラシなど様々なツールがありますが、いずれも、ただ施設の情報を羅列しているだけのものでは何の意味もありません。
そこで、今回は、販促ツールを制作する上でのポイントを踏まえた上で、
各販促物それぞれに焦点を当て、『介護施設・デイサービスに特化した効果的な販促ツール』とは何か、解説したいと思います。
ターゲットを定めて制作する
全ての販促物に共通して『誰に向けて制作するか』というのが重要になります。
例えば、『コミュニケーションは問題なくとれるが、半身が麻痺しているなど、体に何らかの障がいを抱えている高齢者』をターゲットにしていると仮定します。
この場合、『体の不自由な方が使いやすい施設構造になっている』などのターゲットが施設に魅力を感じる内容を入れて、強調するべきでしょう。
しかし、これだけでは、実はまだ不十分です。
アピールする内容は具体的であればあるほど効果的にターゲットに響きます。※もちろん、ターゲットが魅力的に感じる内容であることが大前提です。
他0ゲットの具体化は、販促物制作に限った話ではなく、施設に利用者を呼び込む上で、大前提にある根幹的な部分です。
詳しくは、以前アップしたという介護施設・デイサービスにおけるマーケティング①【ターゲットとアピールポイントの具体化】記事で解説していますので、そちらをご参照ください。
名刺
「名刺なんて名前と連絡先書くだけいいでしょ?」と思っていませんか?
介護・デイサービスの名刺はシンプル———悪く言えば、簡素な名刺が多いように感じます。
だからこそ、少し手を加えるだけで名刺は差別化することができます。
何も凝ったデザインを作成せずとも相手に強い印象を与えることはできます。
例えば、施設のイメージキャラクターをドアップで入れてみたり、名刺主の少しコミカルな紹介文を書いてみたりするだけでも違いは出ます。
一瞬で目を惹くような、記憶に残るような工夫があるとよいでしょう。
初対面の人に渡したとき、「おもしろい名刺ですね」とその名刺が話題になるくらいだとグッドです。
WEB上にアップされているデザインテンプレートを使用して作成すると、ありきたりなものになってしまうのでやめてください。
また、名刺を作成するときは、文字の大きさに注意してください。
名刺は記載できるスペースが限られているため、文字がどうしても小さくなってしまいがち。
介護施設やデイサービスの利用者は高齢者なわけですから、彼らが読み取れる名刺でなくてはなりません。
記載するのは、名前、電話番号、製説明などの最低限の情報に絞り、大きく記載してください。
次に、優先度の高い情報として、会社の理念やサービス内容になりますが、これらは、裏に記載した方がよいかもしれません。
パンフレット
既に、パンフレットを制作済みであっても、もう一度内容を見直してみてください。
開設当初とは、違う施設になっている可能性も十分ありますし、強化されている部分もあるかと思います。
パンフレットの再制作は、施設の強みを再確認する良い機会です。
パンフレットに記載すべき最も必要な情報は、施設を利用する上での料金やサービス内容といった情報ですが、これは、どの施設のパンフレットにも明記されているでしょうし、それを載せているだけの資料では、埋もれてしまいます。
『ターゲットを定めて制作する』の項目の内容と重複しますが、ターゲットを明確にし、そのターゲットに響く内容を記載することです。
複数のメインターゲットが存在する施設だとすると、欲を言えば、そのターゲットの数だけ、専用のパンフレットがあるという状態がベストでしょう。
また、定めたターゲットに対して打ち出す強みは、ただ淡々と記載するのではなく、その強みによって、利用者がどう変わるのか(幸せになるのか)を記載してください。
サービスを実施している様子を撮影した写真を掲載したり、サービスを体感した利用者やケアマネージャーの声を載せて、説得力を上げるなど、利用者の脳内に、サービスを利用して好転している情景が浮かぶくらい、具体的かつ、魅力的な内容を紹介しましょう。
ホームページ
ターゲットを定めて、それに向けた強みを打ち出し差別化を図る。
この部分に関しては、前述のとおり、名刺、パンフレット、そしてホームページ、例外なくこれら全てに言えます。
なので、詳細を記載できない名刺はともかく、パンフレットとホームページの内容は、必然的に共通した部分が多くなってくるでしょう。
ただし、ホームページには、パンフレットでは決してできない強みがあります。
それは、日々更新することで、ページを強化できるということ。
更新頻度は、検索順位に大きく影響します。
施設のコラムやブログ、最新ニュースといったコンテンツを日々発信してHPを更新してください。
もちろん、施設の利用者やケアマネージャーに全く関係のないことをいくら更新しても、高い効果は期待できません。
また、検索キーワードを不自然に繰り返す等のずさんなSEO対策は厳禁は逆効果になります。
検索者=施設のターゲットにとって意味のあるコンテンツを発信し続けることで、検索順位を伸ばしましょう。
ホームページを更新し続けるのは、思った以上に難しいことです。
理想は毎日更新することですが、まずは、習慣化するために、自分が継続できるレベルで始めましょう。
日常的に、更新する内容を探すという意識を持つことが、ネタを見つけるコツです。
まとめ
今回、例として上げたもの以外にも販促ツールがあります。
しかし、いずれも共通する重要なポイントが、『誰にどんな内容を発信するべきか』ということ。
販促ツールは、あくまで手段であるということを忘れないでください。
施設のターゲットと強みが明確な状態にあって、販促ツールは始めて真価を発揮するのです。
弊社では、介護施設・デイサービスに特化した販促ツールの制作を行っております。
ご入用の際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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